来年4月、いよいよ年長の息子が小学校に入学します。発達特性のある子の進路をどうするか——通常級か、通級指導教室を併用するか、支援級か。考え始めるとキリがなくて、夜中に「で、結局何から始めればいいんだ?」と検索しまくる日が続いていました。
そんな中、自治体から就学相談の案内が届き、先日その1回目に家族3人で行ってきました。当日まで「何を聞かれるんだろう」「何を持っていけばいいんだろう」と落ち着かなかったので、同じ立場のパパママの参考になればと、リアルな流れをそのまま書き残しておきます。
30代後半の会社員パパ、あざらし先輩です🦭 ADHD/ASDの特性がある年長息子(5歳)を育てていて、現在は療育に週3回通っています。田中ビネー知能検査も受けた上で、来年の就学に向けて「通級指導教室を併用するか」を真剣に検討中の身です。
この記事でわかること
- 就学相談1回目の主催・場所・所要時間
- 子どもに聞かれた質問の中身
- 親に聞かれた質問の中身
- 検査結果(田中ビネー等)の提示は必要だったか
- 「その場で結論は出ない」という現実
- 2回目までに親がやるべきこと
就学相談に行く前の不安:何が決まる場なのか分からなかった
正直に書くと、就学相談1回目に行く前の私は「この日に進路の方向性が決まる」と勘違いしていました。「専門の人が息子を見て、通常級でいけるか・通級指導教室が必要かを判断してくれる場」だと思っていたんです。
でも実際はまったく違いました。結論から書くと、1回目はあくまで「情報整理の場」でした。
就学相談1回目の基本情報
我が家の場合、就学相談は自治体の教育センターが主催でした。場所も同じく教育センターで、所要時間はおよそ1時間。同席したのは、あざらし先輩(私)と妻、そして年長の息子の家族3人です。
当日、教育センター側から「これに記入してください」と渡される資料があり、その場で書きながら進める形でした。事前に書類を郵送で提出するというより、当日対面で確認しながら進めるスタイルです。
子どもに聞かれたこと:「会話の自然さ」を見られていた
1時間のうち、息子に対して直接質問される時間がありました。聞かれたのは主に2つです。
- 「自分の名前と年齢を教えてくれる?」(自己紹介できるか)
- 「今日ここに来るまでに何があった?」(今日の出来事を話せるか)
質問そのものはシンプルですが、見られていたのは答えの内容だけではなく、質問されたときの体の動き、視線、雰囲気でした。じっと座っていられるか、相手の目を見て答えられるか、考え込んで黙るのか、関係ないことを話し出すのか——そういう全体の振る舞いを観察されている印象です。
息子は普段の様子そのままで、ところどころ集中が切れていましたが、無理に取り繕う必要はなさそうでした。むしろ「いつも通り」を見てもらった方が、後の判断材料として正確だと感じました。
親に聞かれたこと:希望の中身と「タイミング」
親への質問は、大きく2方向でした。
① 通級指導教室や支援級についてどう考えているか
「通常級だけで進めたいか、通級指導教室の併用を考えているか、支援級を視野に入れているか」を聞かれました。これは現時点での希望ベースで構わないとのこと。
② 入学と同時に通級指導教室に入りたいか
これは意外でしたが、入学と同時に通級指導教室に入る希望か、進学してから判断したいかで、申請スケジュールが変わると説明を受けました。同時入級を希望する場合は、それなりに早い段階で書類や検査結果を揃える必要があるそうです。
※通級指導教室は、自治体によって呼び方が違います。週に数時間だけ別の教室で個別の指導を受ける形で、その間の通常級の授業は受けられないため、親側でフォローする必要があります。
検査結果(田中ビネー)の提示は求められなかった
これも事前に気になっていた点ですが、1回目の就学相談では田中ビネーなどの検査結果の提示は求められませんでした。
ただし、説明の中で重要な情報がありました。
- 通級指導教室に入る場合、検査結果の書面が必要になる
- 区が実施した検査で書面を受け取っていない人は、区に請求すれば結果書面をもらえる
後者は私もこの日初めて知りました。検査を受けた段階では口頭フィードバックのみで書面は持っていなかったので、「書面が必要」と分かっていれば事前に動けたのに、と少し悔しさが残りました。
その場で結論は出ない:「決まる場」ではなく「整理する場」
1時間の面談を終えて、最大の発見は「この日に何かが決まるわけではない」ということでした。
担当者からも「保育園や療育の人とも相談して、ご家庭で方針を決めてください」と言われ、私の場合は園と療育に相談し、4月からの同時入級か、進学後の判断にするかを決める方針になりました。
うまくいったこと
振り返って「やってよかった」と思えるのは2つです。
① 家族3人で行ったこと
私と妻、それぞれが普段見ている息子の側面が違うので、担当者の質問に対して補い合えました。1人だと答えに詰まる場面もあったと思います。
② 普段の息子のままで臨んだこと
取り繕おうとしても5歳児には通用しません。「いつも通り」を見てもらった方が、後の判断が正確になります。
うまくいかなかったこと・しんどかった点
① 「この場で決まる」と思い込んでいた
1回目で方向性が示されると勝手に期待していて、終わった後に「あれ、結局自分たちで決めるのか」と少し肩透かしを食らった気持ちになりました。事前に「1回目は情報整理の場」と知っていれば、もう少し落ち着いて臨めたはずです。
② 検査結果の書面入手方法を当日まで知らなかった
区に請求すれば書面がもらえる、という情報を事前に知っていれば、就学相談前に動けていました。検査を受けた直後に「書面の有無」を確認しておくべきでした。
今の我が家の考え方
1回目を終えて、現在の方針は次の通りです。
- 保育園と療育の担当者に、就学相談の内容を共有して相談する
- その上で、入学と同時に通級指導教室に入るか、進学してから判断するかを決める
- 並行して、田中ビネーの結果書面を区に請求する
「正解」が決まっているわけではなく、家族と、息子を普段見てくれている人たちと一緒に決めていくものだと、ようやく腑に落ちた感じです。
就学準備の全体像については、国立障害者リハビリテーションセンター 発達障害情報・支援センターのサイトにも情報があるので、客観的な参考として目を通しておくと安心です。
就学先選びに迷っている方へ:無料ツールも公開しています
「通常級・通級指導教室・支援級・支援学校のうち、うちの子にはどれが合うんだろう」と迷っている方向けに、就学先えらびサポートツールを公開しています。28問の質問に答えると、4つの選択肢を点数比較できる無料ツールです。就学相談前の頭の整理にどうぞ。
FAQ
Q1. 就学相談はいつから始めればいい?
自治体によって時期が異なりますが、多くは年長の春〜夏に1回目の案内が届きます。早めに動きたい場合は、年中の終わりごろに住んでいる自治体の教育センターに問い合わせてみると、スケジュール感を教えてもらえます。
Q2. 子どもも同席する必要はある?
我が家の場合は家族3人で行きました。担当者が子どもに直接質問する時間があるので、同席するのが基本だと思います。事前に「今日はどこに行くよ」と簡単に伝えておくと、子も落ち着きやすいです。
Q3. 検査結果は持っていくべき?
1回目では提示を求められませんでしたが、通級指導教室を希望する場合は書面が必要になります。検査を受けた段階で書面を受け取っていない方は、区に請求すれば取り寄せられるので、早めに動いておくと安心です。詳しくは田中ビネー検査の体験談も参考にしてください。
就学準備として、家庭学習を検討している方へ
通級指導教室を併用する場合、抜けた授業時間を家庭でフォローする必要があります。我が家もまだ模索中ですが、発達特性のある子向けの家庭学習教材は資料請求から始めると比較しやすいです。
※我が家もまだ資料請求段階のサービスを含みます。実際に試した感想は別途記事化予定です。
まとめ
就学相談1回目は「結論が出る場」ではなく「情報を整理する場」でした。教育センターで1時間、子どもには会話の自然さを、親には希望の中身とタイミングを聞かれます。検査結果書面の準備、園と療育との連携、家族での話し合い——1回目を終えて初めて「やるべきこと」が見えてきます。
同じく来年就学を控える発達特性のあるお子さんを持つご家庭の参考になれば嬉しいです。次回、2回目の就学相談に向けての準備も、また記事にまとめる予定です🦭

