【無料】ADHDセルフチェックツール(保護者向け)

博士帽をかぶったあざらし先輩が見守る中、緑のパーカーの子あざらしが蝶を追いかけ、ボールと積み木のそばで元気に動いている水彩風イラスト

お子さんの行動が「ちょっと気になる…」と思ったことはありませんか?

このチェックツールは、ADHDの診断基準(DSM-5)をもとに、お子さまの日常の行動を「不注意」「多動性」「衝動性」の3つの領域から確認できるセルフチェックです。年齢帯に合わせた72の質問に回答することで、お子さまの行動の傾向を視覚的に把握できます。

※ このツールは医療診断ではありません。 結果はあくまで「気づきのきっかけ」としてご活用ください。気になる傾向が見られた場合は、専門家への相談をおすすめします。回答データはお使いのブラウザ内だけで処理され、外部に送信されることはありません。


このツールを作った背景

なぜ、このツールを作ったのか

はじめまして、「あざらし先輩」です。30代後半の会社員で、発達支援を経験している子どもの父親です。

うちの子の行動が少し気になり始めたのは、数年前のことでした。「落ち着きがないかも」「他の子と比べてちょっと違うかも」——そんなモヤモヤを抱えながら、夜な夜なスマホで検索していた時期があります。

でも、ネットで見つかるチェックリストの多くは、質問が大まかだったり、どの年齢の子にも同じ内容だったり、結果を見ても「で、どうすればいいの?」がわからなかったりしました。未就学の子に「テストで裏面に気づかない」と聞かれても、そもそもテストなんて受けてないわけです。

その後、実際に療育センターに相談し、発達検査も受け、専門家の先生方にもお世話になりました。そうした経験を通じて強く感じたのは、「最初の一歩」が一番ハードルが高いということです。

「うちの子は大丈夫だろう」「まだ様子を見よう」——そう思って後回しにする気持ちは、自分自身がそうだったのでよくわかります。

このツールは、そんな過去の自分のような保護者の方に向けて作りました。病院に行くほどじゃないかもしれない。でも、ちょっと気になる。そんなときに、家庭で気軽に試せる「最初の一歩のさらに手前」になれたらいいなと思っています。

DSM-5の基準をもとに、未就学児・小学校低学年・高学年それぞれの生活場面に合った質問文を用意しました。あくまで「気づきのきっかけ」であり、正式な診断は専門の医師による総合的な評価で行われるものです。でも、「なんとなく気になる」を「具体的に整理する」だけでも、次の行動を起こしやすくなるはずです。


ADHDの3つの領域について

このツールでチェックする3つの領域について、簡単に説明します。

不注意
集中を維持すること、細部に注意を払うこと、指示に従って最後まで取り組むことなどに関する特性です。忘れ物が多い、話を最後まで聞けない、やりかけのまま別のことを始めるなどが該当します。「やる気がない」のではなく、注意のコントロールが苦手なのです。

多動性
じっとしていることが難しい、座っていても体が動く、静かに遊ぶことが苦手といった特性です。椅子でもじもじする、立ち歩く、ずっとしゃべり続けるなどが該当します。年齢が上がると「落ち着きのなさ」から「内面の焦り」に変わることもあります。

衝動性
考える前に行動してしまう、順番を待てない、他の人の会話に割り込むといった特性です。「わがまま」ではなく、衝動をコントロールする脳の仕組みが関係しています。

ADHDはこの3つの特性の組み合わせで、「不注意優勢型」「多動・衝動優勢型」「混合型」に分かれます。このツールでは、3つの領域それぞれのスコアをレーダーチャートで可視化することで、お子さまの傾向を直感的に理解できるようにしています。


相談先ガイド

結果が気になったら

チェック結果を見て不安になった方も、焦る必要はありません。まずは相談しやすい場所から、一歩ずつ進めていきましょう。保護者だけで相談できる窓口も多いので、お子さんを連れて行かなくても大丈夫です。

まずは気軽に相談できる場所

市区町村の保健センター・子育て支援センター
無料で相談できます。電話でも対応してもらえるので、「子どもの発達が少し気になっている」とだけ伝えればOKです。

保育園・幼稚園・学校の先生
園や学校での様子は、家庭では見えない部分です。担任の先生に「家ではこういう様子があるんですが、園(学校)ではどうですか?」と聞いてみるだけでも、大きな手がかりになります。学校によっては「特別支援コーディネーター」という専門の担当がいる場合もあります。

専門的な相談をしたいとき

児童発達支援センター
各自治体に設置されている専門の相談窓口です。発達検査の相談や、療育についての情報提供を受けることができます。紹介状が不要な場合も多いので、「お住まいの市区町村名+児童発達支援センター」で検索してみてください。

かかりつけの小児科
普段の診察のついでに「発達面で少し気になることがある」と伝えてみるのも一つの方法です。必要に応じて、専門の医療機関を紹介してもらえます。

専門的な診断・支援が必要なとき

児童精神科・発達外来
正式な診断が必要な場合や、具体的な支援を受けたい場合はこちらです。ただし、予約が数ヶ月待ちになることも珍しくありません。「もしかしたら」と思った段階で予約だけ先に入れておくのも、賢い方法です。

療育施設(児童発達支援・放課後等デイサービス)
診断が確定していなくても利用できるケースがあります(自治体によって異なります)。「受給者証」を取得すると利用料の自己負担が1割になる制度もありますので、お住まいの自治体の窓口で確認してみてください。

相談のときに持っていくと便利なもの

  • 母子手帳(発達の経過が記録されています)
  • 気になる行動をメモしたもの(「いつ」「どんな場面で」「どのくらいの頻度で」を書いておくと伝えやすいです)
  • このチェックツールの結果画面のスクリーンショット

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