ADHD/ASDの子どもの就学準備——家庭学習、何から始める?父親が本気で調べたこと

親あざらしがテーブルでタブレットと紙の教材を並べ、子どもあざらしは横で数字ブロックで遊んでいる。 診断・相談・療育

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来年の春、わが子が小学校に入る。

そう思ったとき、真っ先に頭に浮かんだのは「この子、大丈夫かな」でした。

ひらがなは読めるけど書くのはまだ怪しい。数字は好きで、自転車に乗りながら「3たす5は?」と聞くと嬉しそうに答えてくれる。でも、45分間じっと座って先生の話を聞けるかどうかは正直わかりません。

4月には区の就学相談の説明会に参加する予定です。通常学級でいいのか、支援が必要なのか、他に使える制度があるのか。まだわからないことだらけですが、「家でもできることはやっておきたい」という気持ちは日に日に強くなっています。

私はADHD/ASDと診断された子どもを育てている父親・あざらし先輩です。専門医への相談や療育も経験してきました。

今回は、就学準備として家庭学習の教材を本気で調べてみた過程を、正直に書きます。まだ「使ってみた」ではなく「調べてみた」段階ですが、同じように悩んでいる方の参考になればうれしいです。

田中ビネー知能検査の体験談や、療育の選び方の記事とあわせて読むと、就学前の全体像がつかみやすいと思います。

この記事でわかること

  • 就学準備で「家庭学習」を考え始めたきっかけ
  • ADHD/ASDの子どもに教材を選ぶとき、親として意識したこと
  • スマイルゼミと天神を調べて感じた、それぞれの良さと気になる点
  • 「まず1つ試してみる」という我が家のスタンス

この記事で調べた教材(あとで詳しく紹介)

※ 詳細は本文で紹介しています。

就学準備で家庭学習を考え始めたきっかけ

算数が好きな子の「好き」を伸ばしてあげたかった

きっかけは、苦手を克服したいという気持ちではありませんでした。

うちの子は算数が好きです。自転車で走りながら「7ひく3は?」と聞くと、少し考えてから嬉しそうに「4!」と答える。お風呂でも「10たす10は?」と聞いてくることがあります。遊び感覚で数字と触れ合うのが楽しいようです。

だったら、その「好き」をもっと伸ばしてあげたい。いまはやりたいと思ったことを、できる範囲でやらせてあげたい。そう思ったのが、家庭学習の教材を調べ始めたきっかけです。

「しなきゃいけないから」ではなく「やりたいからやる」——この年齢では、それがいちばん大事だと思っています。

就学相談の説明会を前に、家でもできることを探し始めた

4月に区の就学相談の説明会があります。通常学級がいいのか、それとも他に本人のためになる制度があるのか。正直、まだわからないことが多いです。

ただ、説明会を待っている間にも、家でできることはあるのではないかと思いました。療育は週3回通っていますが、それとは別に、家庭でも少しずつ「学ぶ楽しさ」を感じられる環境を作れたらいいなと考えています。

あざらし親子で自転車に乗りながら、数字の勉強をしている

教材を選ぶとき、ADHD/ASDの特性を考えて意識したこと

タブレットのほうが集中できそう。でも長時間はやらせたくない

うちの子は、紙のドリルよりタブレットのほうが集中しやすい傾向があります。Amazonタブレットで少しひらがなや算数をやっていた経験からも、画面を触りながら進めるほうが入りやすいようです。

ただ、タブレットを長時間やらせたくないという気持ちもあります。目の負担もそうですし、タブレットだけに頼ると「紙に書く力」が育たないのではという不安もあるからです。

理想を言えば、タブレットと紙のハイブリッドで進めたい。両方のいいところを使い分けられたらいいなと思っています。

全教科は無理。まず1つ、ちゃんとハマるか見たい

最初から5教科全部やらせるのは、この子には合わないと思っています。

まず1つの教科か教材を試してみて、ちゃんとハマるかどうかを見る。楽しんで取り組めるなら続ける。合わなければやめる。そのくらいの気持ちで始めるのが、この年齢には現実的だと感じています。

「全部やらなきゃ」と思うと親のほうが先にしんどくなるので、我が家としてはまず1つからのスタートです。

自分のペースで進められることが大事

集団の授業のように「はい、次」と進んでいく形式は、うちの子には合いにくいと思います。

興味のあることには深く集中できるけど、興味がないことにはなかなか向かない。それがこの子の特性です。だからこそ、自分のペースで理解して、楽しみながら進められる教材がいいと考えています。

過集中の記事でも書きましたが、好きなことへの集中力はすごい。その力を学習にも活かせたらいいなと思っています。

調べてみた教材①:スマイルゼミ

スマイルゼミの特徴

スマイルゼミは、ジャストシステムが運営するタブレット学習教材です。幼児コースから中学生コースまであり、専用タブレットを使って学習します。

調べて「これはいいな」と感じたポイントはいくつかあります。

まず、画面がシンプルであること。タブレットを開くと「きょうのミッション」として今日やるべき課題が3つ表示され、何から手をつければいいか迷わない設計になっています。ADHD/ASDの子どもにとって「見通しが立つ」ことは大事なので、この点は合いそうだと感じました。

また、問題の読み上げ機能があるので、まだ文字を読むのが得意でない子でも一人で取り組みやすいです。親がずっと横についている必要がないのは、正直ありがたいです。

2022年からは「コアトレ」という無学年式のコンテンツが追加されていて、算数と国語は学年に関係なく先取りやさかのぼりができるようです。算数好きなうちの子には、好きなだけ先に進めるこの仕組みは相性がよさそうです。

気になる点

一方で、気になる点もあります。

月額制なので、合わなかった場合のコストが気になります。専用タブレットの購入費用もかかりますし、1年未満で退会するとタブレット代の追加請求があるようです。ただし、2週間の無料体験(全額返金保証)があるので、まずは試してみることはできます。

また、学習要素が強めで、ゲーム性は控えめだという情報もありました。学習に対して拒否感がある子には向かないかもしれませんが、うちの子は今のところ「やってみたい」と言ってくれるタイプなので、大丈夫かなとは思っています。

スマイルゼミの特徴まとめ

  • 月額制のタブレット学習(専用タブレット)
  • 「きょうのミッション」で見通しが立つ
  • コアトレで算数・国語の先取りが可能
  • 問題の読み上げ機能あり
  • 2週間の無料体験(全額返金保証)あり

年長の我が家もまず無料体験から検討中|スマイルゼミの詳細を見る

調べてみた教材②:天神

天神の特徴

天神は、日本e-Learning大賞グランプリを受賞したデジタル学習教材です。スマイルゼミとは仕組みがかなり違います。

いちばんの特徴は、買い切り型であること。月額制ではなく、最初に教材データを購入して、USBメモリでパソコンに接続して使います。インターネット不要で使えるので、通信環境に左右されないのはメリットです。

もう一つ大きいのは、幼児版では0〜6歳の範囲すべてが使えること。完全な無学年式なので、得意な分野はどんどん先に進み、苦手な分野はじっくり戻って学べます。発達に凸凹がある子にとって、「全部一律に進む」のではなく「自分の凸凹に合わせて進められる」のは大きいと思いました。

一問一答形式で学習が進むので、集中が切れやすい子でも取り組みやすいという評判もあります。画像やアニメーションも豊富で、視覚的に理解しやすい作りのようです。

気になる点

気になるのは、初期費用が高いことです。買い切り型なので月々の支払いはありませんが、最初にまとまった金額が必要です。具体的な価格は資料請求をしないとわからないようなので、まずは資料を取り寄せて確認するつもりです。

また、パソコン(Windows限定)が必要です。タブレットだけで完結しないので、家庭の環境によってはハードルになるかもしれません。

天神の特徴まとめ

  • 買い切り型(月額費用なし)
  • USBメモリ接続、インターネット不要
  • 幼児版は0〜6歳の全範囲が無学年式で使える
  • 一問一答形式で集中しやすい
  • 日本e-Learning大賞グランプリ受賞

0〜6歳の全範囲を無学年式で|天神の資料を取り寄せる

あざらし先輩が子供の教育について、色々調べている

2つを比べて感じたこと

どっちが「正解」かは、まだわからない

正直に言うと、調べただけでは「どっちがうちの子に合うか」はわかりませんでした。

ただ、調べる中で見えてきた違いはあります。

スマイルゼミは月額制で始めやすく、2週間の無料体験がある。合わなければやめやすい。一方、天神は買い切り型で初期費用は高いけれど、無学年式の自由度が高く、発達の凸凹に合わせやすい。

我が家の場合、まずはスマイルゼミの無料体験を試してみて、子どもの反応を見るのが現実的かなと考えています。同時に、天神の資料も取り寄せて、内容と価格を比較してみるつもりです。

大事なのは「教材を完璧に選ぶこと」ではなかった

教材を調べている中で気づいたのは、「完璧な教材を選ぶこと」がゴールではないということでした。

どんなに良い教材でも、子どもがハマらなければ意味がない。逆に、シンプルな教材でも、子どもが「楽しい」と感じれば続く。

だから我が家のスタンスは、まず1つ試してみる。ちゃんとハマるか見る。ダメなら別のものを探す。それくらいの気持ちで進めるのがいいのかなと思っています。

こどもちゃれんじも3歳まで使っていましたし、学研のドリルも少しやってきました。Amazonタブレットでひらがなや算数をやった経験もあります。何か一つに決めなくても、その時々で子どもに合うものを探していくのが、我が家のやり方になりそうです。

うまくいかなかったこと・反省

「そろそろやらなきゃ」と焦って調べ始めてしまった

正直なところ、最初は「入学まであと1年しかない」「何もやっていないのはまずい」という焦りから調べ始めていました。

でも調べていくうちに、焦って選んでも合わなければ意味がないと感じるようになりました。大事なのは「早く始めること」ではなく「子どもに合うものを見つけること」。今はそう思っています。

比較しすぎて逆に決められなくなった

教材を調べ始めると、スマイルゼミ、天神以外にも、すらら、チャレンジタッチ、ワンダーボックスなどたくさん出てきます。比較すればするほど「どれがいいんだろう」と迷ってしまい、動けなくなる時間がありました。

最終的に「全部を比較して完璧に選ぶのは無理」と割り切って、まずは2つに絞って資料を取り寄せてみることにしました。

今の考え方

就学準備というと大げさに聞こえますが、今の段階でやることはシンプルだと思っています。

子どもが「楽しい」と思える学びの入口を1つ見つけること。

算数が好きなら、それを伸ばせる教材を試してみる。タブレットで集中できるなら、タブレット教材を使ってみる。紙でやりたい日は紙でやる。

全教科を完璧にカバーしようとか、入学までにここまでできるようにしようとか、そういう目標は今は持っていません。

「やってみたい?」と聞いたら「やりたい」と答えてくれる。この年齢はみんなそうかもしれないけれど、その気持ちを大事にしたいと思っています。

就学相談の説明会でまた新しい情報が入ると思うので、そのときはまた記事にまとめます。

なお、タブレット教材とは別の切り口として、自宅療育という選択肢もあります。
我が家では四谷学院の「55レッスン」も検討対象として調べており、
その過程は別記事「通所だけで足りる?自宅療育を調べた話」に
まとめています。家庭学習と療育を両立させたい方の参考になるかもしれません。

よくある疑問

ADHD/ASDの子どもにタブレット学習は向いている?

子どもによると思いますが、我が家では紙のドリルよりタブレットのほうが集中しやすい傾向があります。画面を触りながら進める操作がわかりやすいようです。ただ、タブレットだけに頼らず、紙での学習も併用するのが我が家の方針です。

スマイルゼミと天神、どっちがいい?

月額制で始めやすいのはスマイルゼミ、無学年式の自由度が高いのは天神です。我が家ではまずスマイルゼミの無料体験を試して、同時に天神の資料を取り寄せて比較する予定です。「どっちが正解」ではなく「子どもに合うほう」で選ぶつもりです。

就学準備はいつから始めるべき?

我が家は5歳(年中〜年長の境目あたり)から本格的に調べ始めました。早すぎても遅すぎてもしんどいので、「気になり始めたタイミング」が始めどきだと思っています。まずは資料を取り寄せるだけでも、一歩前に進んだ感覚があります。

まとめ

就学準備として家庭学習の教材を調べてみましたが、正直なところ「これだ」という正解はまだ見つかっていません。

ただ、調べたことで見えてきたことはあります。うちの子は算数が好きで、タブレットのほうが集中しやすい。全教科を一度にやるよりも、まず1つの教材を試して反応を見るのが合っている。

スマイルゼミは月額制で始めやすく、無料体験もある。天神は買い切り型で初期費用は高いけれど、無学年式の自由度が魅力。どちらも発達特性のある子に配慮された設計になっていると感じました。

「完璧な教材」を探すよりも、「子どもが楽しいと思える入口」を1つ見つけること。今はそれがいちばん大事かなと思っています。

同じように就学準備で悩んでいる方がいたら、まずは気になる教材の資料を取り寄せてみるだけでも、気持ちが少し整理されるかもしれません。

この記事で紹介した教材

スマイルゼミの無料資料請求はこちら
月額制・2週間の無料体験あり・「きょうのミッション」で見通しが立つ

天神の無料資料請求・体験はこちら
買い切り型・無学年式・発達の凸凹に合わせて進められる

就学前の診断や相談の流れが気になる方は、最初の相談先の体験談もあわせてどうぞ。

発達特性についてもっと知りたい方は、発達特性まとめ記事にまとめています。

療育の費用が気になる方は、療育費用の体験談もご覧ください。

この記事を書いた人
あざらし先輩

30代後半・会社員パパ。ADHD/ASD特性を持つ5歳の子と奮闘中。専門医への相談・知能検査・週3の療育通所など、診断から支援まで経験してきた「ちょっと先を歩く先輩」として、同じ悩みを持つ親にリアルな情報を届けます。

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