※この記事では、無料PDFと有料版note商品をご紹介しています。
外出前に、
- 手をつなぐ
- 道路で止まる
- お店では歩く
- 順番を待つ
- 帰る
こういうことを、言葉だけで何度も伝えるのが大変だと感じることがあります。
うちの子も、外で興味のあるものを見つけると、そちらに意識が向きやすいタイプです。道路や駐車場、お店の中などでは、親としてヒヤッとする場面もありました。
もちろん、声かけだけでうまくいく日もあります。でも、言葉だけだと伝わりにくい場面もあると感じています。
そこで今回、外出前に見通しを持ちやすくするための「おでかけ前の見通し絵カード」を作ってみました。
無料で試せる6枚版も用意したので、同じように外出前の声かけで悩んでいる方の参考になればうれしいです。
私はADHD/ASDと診断された子どもを育てている父親です
私は、ADHD/ASDと診断された子どもを育てている父親です。専門医への相談や療育も経験してきました。
子どもが小さいころから、外で手をつなぎたがらなかったり、興味のあるものに向かって急に動き出しそうになったりすることがありました。
今振り返ると、「言えば分かるはず」と思ってしまっていた時期もあります。でも、子どもにとっては、これから何をするのか、どこに行くのか、いつ終わるのかが分かりにくかったのかもしれないと感じています。
発達特性について基本的な情報を確認したい方は、国立障害者リハビリテーションセンターの発達障害情報・支援センターも参考になると思います。
この記事でわかること
- おでかけ前の見通し絵カードを作った理由
- 無料で試せる6枚の絵カードの内容
- 有料版24枚セットに入っているカード
- 絵カードを使うときに気をつけたいこと
外出前の声かけが、言葉だけだと難しいことがある
外出前は、親もバタバタしがちです。
くつを履いて、帽子をかぶって、リュックを背負って、手をつないで、道路では止まって……。大人からすると当たり前の流れでも、子どもにとっては一つひとつが別の行動なのかもしれません。
うちでも、道路や駐車場でヒヤッとしたり、お店の中で動き回りそうになったりすることがありました。
そのたびに、
- 止まって
- 手をつないで
- 走らないで
- お店では歩こうね
- もう帰るよ
と声をかけます。
でも、何度も言うと親も疲れますし、子どもも「また言われた」と感じることがあるかもしれません。
だからこそ、言葉だけではなく、絵で見せながら短く伝える方法も試してみたいと思いました。
絵カードを作ろうと思った理由
今回、絵カードを作ろうと思った理由は大きく3つあります。
1. 手をつなぐ・道路で止まるを絵で伝えたかった
外出時に特に大事だと感じているのが、「手をつなぐ」「道路で止まる」です。
これは安全にも関わることなので、親としては何度も伝えたくなります。
ただ、言葉だけで何度も伝えるよりも、出かける前に絵カードを見せて、
「今日は、くつをはいて、手をつないで、道路で止まるよ」
と短く伝えられたら、少し分かりやすいかもしれないと思いました。
2. 言葉だけの声かけだと伝わりにくい場面があった
うちの子の場合、言葉で説明しても、その場の興味や刺激の方に意識が向くことがあります。
スーパーに行けば商品が気になり、外に出れば車や看板、公園などが気になります。
そういう場面では、長く説明するよりも、パッと見て分かるものがあった方が伝えやすいかもしれないと感じています。
3. 同じように困っている家庭にも届いてほしい
最初は、自分の子に使えそうなものを作りたいという気持ちでした。
でも作っているうちに、同じように外出前の声かけで悩んでいる家庭にも使ってもらえるかもしれないと思いました。
もちろん、絵カードがすべての子に合うわけではありません。
それでも、「一度試してみたい」と思っている方に届けばうれしいです。
無料版では6枚を試せます
今回、まずは無料で試せる6枚版を用意しました。
無料版に入っているカードは、次の6枚です。
- くつをはく
- てをつなぐ
- どうろでとまる
- じゅんばんをまつ
- かえる
- できた
外出前から帰るところまで、少しだけ流れが見えるように選びました。
まずはこちらを印刷して、「うちの子に合いそうか」「家庭で使いやすそうか」を試してもらえたらと思います。
※PDFが開けない場合は、時間をおいて再度お試しください。
有料版は24枚セットです
有料版では、外出前から外出中、帰るところまで使いやすいように、24枚の絵カードを入れています。
収録カードは以下の24枚です。
- くつをはく
- みぎあしのくつ
- ひだりあしのくつ
- リュックをせおう
- ぼうしをかぶる
- てをつなぐ
- どうろでとまる
- おうだんほどうでまつ
- あおしんごうでわたる
- おみせではあるく
- しょうひんをさわらない
- じゅんばんをまつ
- トイレにいく
- きゅうけいする
- あと1かい
- おかたづけ
- かえる
- くるまにのる
- でんしゃにのる
- こうえんにいく
- スーパーにいく
- りょういくにいく
- びょういんにいく
- できた
PDF印刷用なので、A4用紙に印刷して切り取って使える形にしています。
価格は、まず試しやすいように480円にしました。
使い方は、子どもに合う形で大丈夫だと思います
絵カードは、「こう使わなければいけない」というものではないと思っています。
ラミネートしてリングでまとめてもいいですし、そのままマスキングテープで壁に貼ってもいいと思います。
玄関に貼るのもよさそうですし、外出前だけテーブルに並べるのも使いやすいかもしれません。
大事なのは、子どもに合う形で試してみることだと感じています。
たとえば、いきなり24枚全部を並べると、かえって情報が多すぎるかもしれません。
最初は、2〜5枚くらいから試すのが使いやすいと思います。
例としては、こんな流れです。
- くつをはく
- てをつなぐ
- どうろでとまる
- スーパーにいく
- かえる
- できた
これくらいなら、出発前に「今日はこういう流れだよ」と見せやすいかもしれません。
使うときに気をつけたいこと
絵カードは便利な場面もありますが、万能ではありません。
特に、道路・駐車場・駅・商業施設などでは、絵カードだけで安全を守れるわけではありません。
手つなぎ、見守り、迷子対策などと合わせて使う必要があると思います。
また、絵カードが合う子もいれば、あまり合わない子もいると思います。
見せても反応が薄い日もあるかもしれませんし、カードより実物や写真の方が分かりやすい子もいるかもしれません。
なので、「これでうまくいくはず」と考えすぎず、子どもの様子を見ながら、合いそうな使い方を探していくのがよいと思います。
関連して読める記事
子どもの特性や相談前の情報整理については、こちらの記事も参考になるかもしれません。
よくある疑問
Q. 絵カードを使えば、外で走り出さなくなりますか?
絵カードだけで行動が変わるとは言えないと思います。
あくまで、外出前に見通しを持ちやすくするための補助として考えています。安全面では、保護者の見守りや手つなぎなどと併用してください。
Q. 何歳くらいから使えますか?
今回の絵カードは、3〜6歳ごろを想定して作っています。
ただし、年齢だけで判断するよりも、絵を見て意味が伝わりそうか、子どもが嫌がらずに見られそうかを見ながら試すのがよいと思います。
Q. 24枚全部を毎回使った方がいいですか?
全部使う必要はないと思います。
むしろ最初は、今日必要なカードを2〜5枚だけ選んで使う方が分かりやすいかもしれません。
まとめ:言葉だけで伝わりにくいときの、ひとつの選択肢として
外出前や外出中の声かけは、親にとっても子どもにとっても負担になることがあります。
何度も同じことを言っていると、親も疲れますし、子どももつらくなるかもしれません。
そんなとき、絵カードが少しでも「見通しを持つきっかけ」になればいいなと思っています。
もちろん、これが正解というわけではありません。
ラミネートして使ってもいいし、玄関に貼ってもいいし、必要なカードだけ持ち歩いてもいいと思います。
家庭ごとに、子どもに合う形で無理なく試してもらえたらうれしいです。
まずは無料版から、気軽に見てみてください。
もっと細かく使いたい方向けに、有料版24枚セットも用意しています。
