発達相談に行く前に持っていくもの

発達相談の前にパパあざらしが母子手帳やメモ、検査結果を整理している水彩風イラスト 診断・相談・療育

発達相談に行く前に、「何を持っていけばいいんだろう」「何を話せばいいんだろう」と迷うことがあります。

うちの場合も、最初からきれいに準備できていたわけではありません。母子手帳は持っていきましたが、田中ビネーなどの検査結果は書面で手元にあったわけではなく、必要な範囲で口頭で簡単に説明しました。療育の様子も、書類を持っていくというより、その場で思い出しながら話す形でした。

ただ、今振り返ると、相談前にもう少しメモを作っておけばよかったと感じています。保育園で言われたこと、家庭で困っていること、子どもの得意・苦手、療育での様子などは、あとから「あれも言っておけばよかった」と思うことがありました。

この記事では、ADHD/ASDと診断された子どもを育てる父親として、発達相談に行く前に持っていくもの・準備しておくと話しやすいものを、実体験ベースでまとめます。

この記事でわかること

発達相談の前にパパあざらしが母子手帳やメモ、検査結果を整理している水彩風イラスト
  • 発達相談に行く前に持っていくとよさそうなもの
  • 母子手帳や検査結果をどう扱えばいいか
  • 園での様子や家庭での困りごとをメモしておく理由
  • 相談前に「うちの子まとめシート」があると便利な理由

発達相談に行く前は、何を準備すればいいか迷う

発達相談に行く前は、正直なところ、何をどこまで準備すればいいのか分かりにくいと感じていました。病院の受診や検査のように、明確に「この書類を持ってきてください」と言われる場面もあります。

一方で、自治体の相談や園との面談では、その場で話しながら進むこともあります。うちの場合も、相談の場で子どもの様子を聞かれ、思い出しながら答えることが多かったです。

ただ、発達の相談は、日常の細かい困りごとを話す場面が多いと感じています。たとえば、次のようなことです。

  • 家では何に困っているか
  • 園ではどんな様子か
  • 食事や睡眠で気になることはあるか
  • こだわりや感覚の気になるところはあるか
  • いつから気になっていたか

こういうことを、急に聞かれてすぐに整理して話すのは、意外と難しいです。相談の場では親も少し緊張します。だからこそ、完璧な資料でなくても、事前に少しメモを作っておくと安心だと思います。

実際に持っていったもの・説明したもの

うちの場合、発達相談や関連する相談の場で、実際に持っていったもの・説明したものは次のような内容でした。

母子手帳

母子手帳は、持っていくものとして分かりやすいと思います。出生時のこと、乳幼児健診の記録、発達の経過などが残っているため、相談の場で確認しやすいです。

特に、首すわり、寝返り、はいはい、歩き始め、言葉の出始めなどは、親の記憶だけだとあいまいになりやすいと感じています。母子手帳を見ればすべて分かるわけではありませんが、「いつごろだったかな」と確認できるだけでも助かります。

検査結果についての説明

うちでは、田中ビネー知能検査を受けた経験があります。ただ、相談の場で毎回きれいな書面を出せたわけではありません。書面として手元にあったというより、必要な範囲で口頭で簡単に説明する形でした。

それでも、検査を受けた時期や、どのような内容だったか、結果をどう受け止めたかは、あとから相談や就学準備で関係してくることがあります。

田中ビネー知能検査については、こちらの記事でも書いています。

田中ビネー知能検査の費用や受けたときの体験はこちら

自分たちで書いたメモ

相談の前に、自分たちでメモを書いておくのも大事だと感じています。うちの場合も、その場で思い出しながら話すことはできました。

でも、あとから振り返ると、「あれも言っておけばよかった」「家庭で困っていたことを、もう少し具体的に話せばよかった」と思うことがありました。

発達相談では、親が日常で感じている違和感や困りごとも大事な情報になります。だから、箇条書きでもいいので、相談前にメモしておくと話しやすいと思います。

療育での様子

療育に通っている場合は、療育での様子も相談の材料になります。うちでは、療育の様子も書類としてまとめて持っていくというより、口頭で説明することが多かったです。

たとえば、どんな活動をしているか、子どもが楽しめているか、先生からどんな話があったか、家庭でも似たような困りごとがあるか。こういった内容です。

療育の先生から言われたことを、その都度メモしておくと、あとから相談の場で話しやすくなると感じています。

後から「持っていけばよかった」と思ったもの

実際に相談を経験してみると、あとから「これも整理しておけばよかった」と思うことがあります。うちの場合、特にそう感じたのは次の内容です。

園での様子メモ

園での様子は、家庭とは違う子どもの姿が分かる大事な情報だと思います。家庭では気になっていることが、園ではそこまで目立たない場合もあります。逆に、家では気づきにくい困りごとが、園の集団生活の中で見えてくることもあります。

相談の場では、保育園でどんなことを言われたか、集団生活で困っていることはあるか、先生から気になると言われたことはあるか、友だちとの関わりはどうか。こういう話が出ることがあります。

うちも、園で言われたことをもっと整理しておけば、相談の場で話しやすかったかもしれないと感じています。

家庭で困っていることメモ

家庭で困っていることも、事前に整理しておくとよいと思います。

  • 外で急に走り出しそうになる
  • 手をつなぎたがらない
  • 切り替えが難しい
  • 声かけが入りにくい
  • 食事や睡眠で気になることがある

こういう困りごとは、毎日の中では当たり前になってしまい、相談の場で全部を思い出せないことがあります。相談前に「いつ」「どこで」「どんな場面で」困るのかを少し書いておくだけでも、伝えやすくなると思います。

外出時の困りごとについては、こちらの記事でも書いています。

子どもが外で急に走り出しそうになったときの体験はこちら

子どもの得意・苦手メモ

相談というと、どうしても困りごとばかり話してしまいがちです。でも、子どもの得意なことや好きなことも、同じくらい大事だと感じています。

うちの子の場合も、算数が好きだったり、興味を持つと集中する面があったりします。苦手なことだけでなく、得意なことも一緒に伝えることで、子どもの見え方が少し変わるかもしれません。

相談前のメモには、好きな遊び、得意なこと、興味を持ちやすいこと、落ち着きやすい活動、逆に負担になりやすいことも書いておくとよいと思います。

療育での様子メモ

療育に通っている場合は、療育での様子もメモしておくと便利です。療育でうまくいっていること、先生から言われたこと、家でも試してみたことなどは、相談の場でも参考になります。

うちも、療育の様子は口頭で説明していましたが、あとから思うと、もう少しメモがあってもよかったと感じています。

療育の記録は、細かく書きすぎる必要はありません。「最近こういう活動をしている」「先生からこう言われた」「家でも同じような様子がある」くらいで十分だと思います。

相談の場で聞かれて、事前メモがあると助かること

発達相談では、いくつか聞かれやすい内容があります。うちの場合も、園での様子や家庭での困りごとについて話す場面がありました。

また、食事・睡眠・トイレ、こだわりや感覚の気になるところ、療育での様子なども、思い出せる範囲で話すことがありました。ただ、その場では思い出せても、あとから「あれも言っておけばよかった」と思うことがあります。

だから、事前にメモしておくなら、次のような項目がおすすめです。

  • いつから気になっていたか
  • 家で困っていること
  • 園で言われたこと
  • 食事で気になること
  • 睡眠で気になること
  • トイレや排泄のこと
  • こだわりや感覚の気になること
  • 療育での様子
  • 子どもの得意なこと
  • 相談で聞きたいこと

全部をきれいに書く必要はありません。むしろ、最初は箇条書きで十分です。親の頭の中だけで整理しようとすると大変なので、紙やスマホのメモに出しておくだけでも違うと感じています。

母子手帳・検査結果・園のメモは、あると話しやすい

発達相談に行く前に、何を持っていけばいいか迷ったら、まずはこの3つを意識するとよいと思います。

  • 母子手帳
  • 検査結果や検査を受けた時期が分かるメモ
  • 園での様子や先生から言われたことのメモ

母子手帳は、生まれたときのことや乳幼児期の発達を確認しやすいです。検査結果は、手元に書面があれば持っていくとよいと思います。書面がない場合でも、いつどんな検査を受けたか、結果をどう受け止めたかをメモしておくだけでも話しやすくなります。

園のメモは、家庭とは違う場面での子どもの様子を伝える助けになります。特に、集団生活での困りごとや、先生から言われたことは、相談の場でも大事な材料になると感じています。

うちの子まとめシートがあると、相談前に整理しやすい

発達相談の前に、完璧な資料を作る必要はないと思います。でも、相談前に少しでも情報を整理しておくと、話しやすくなります。

そこで、このブログでは「うちの子まとめシート 無料版」を公開しています。子どもの得意なこと、苦手なこと、困りやすい場面、落ち着きやすい声かけ、相談で聞きたいことを、A4一枚でざっくり整理できるシートです。

また、もっと詳しく整理したい方向けに、PDF版+Word編集版の「うちの子サポートファイル」も作りました。ただ、これは必ず使ってほしいというものではありません。相談前に、親の頭の中を整理するための選択肢の一つとして、必要な方に使ってもらえたらうれしいです。

うちの子まとめシート・うちの子サポートファイルについてはこちら

よくある疑問

発達相談には母子手帳を持っていった方がいいですか?

わが家では、母子手帳は持っていきました。出生時のことや乳幼児期の発達を確認できるので、持っていくと安心だと思います。ただし、相談先によって必要なものは違うため、事前に案内がある場合はそちらを優先してください。

検査結果の書面がない場合はどうすればいいですか?

うちも、毎回書面として出せたわけではありません。その場合は、いつどんな検査を受けたか、結果をどう受け止めたかを簡単にメモしておくだけでも話しやすいと思います。必要な書類があるかどうかは、相談先に確認しておくと安心です。

園での様子はどうまとめればいいですか?

難しく考えすぎなくて大丈夫だと思います。先生から言われたこと、集団生活で気になること、友だちとの関わり、切り替えや活動への参加の様子などを、箇条書きでメモしておくだけでも十分です。

家庭での様子と園での様子が違うこともあるので、両方を整理しておくと相談しやすくなると感じています。

まとめ:完璧でなくても、メモがあると安心

発達相談に行く前は、何を持っていけばいいのか、何を話せばいいのか迷うことがあります。

うちの場合も、母子手帳は持っていきましたが、検査結果や療育の様子は口頭で説明する場面もありました。ただ、あとから振り返ると、園での様子、家庭で困っていること、子どもの得意・苦手、療育での様子などは、もっとメモしておけばよかったと感じています。

発達相談は、親の頭の中にある情報をその場で全部出すのが意外と難しいです。だからこそ、完璧な資料でなくても、事前に少しメモしておくだけで安心感が違うと思います。

母子手帳、検査結果、園のメモ、家庭での困りごとメモ。まずはこのあたりから、無理なく準備しておくとよいかもしれません。

わが家も、これから相談や就学準備が続く中で、少しずつ情報を整理していきたいと思っています。

この記事を書いた人
あざらし先輩

30代後半・会社員パパ。ADHD/ASD特性を持つ5歳の子と奮闘中。専門医への相談・知能検査・週3の療育通所など、診断から支援まで経験してきた「ちょっと先を歩く先輩」として、同じ悩みを持つ親にリアルな情報を届けます。

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