外出してうまくいかなかった日の振り返り方【ADHD父親の体験談】

日常の工夫・接し方

子どもと外出していると、「今日はうまくいかなかったな」と感じる日があります。

手をつないでくれなかったり、テンションが上がりすぎて先に走って行ってしまったり、親の自分もイライラしてしまったり。その場ではとにかく疲れますし、家に帰ってからどっとくることもあります。

前回の記事では、ADHD/ASDの子どもと外出するときに夫婦で共有していることを書きました。

まだ読んでいない方は、先にADHD/ASDの子どもと外出するとき、夫婦で共有していること【体験談】を読むと、今回の記事もつながりがわかりやすいと思います。

ただ、夫婦である程度そろえていても、うまくいかない日はあります。

私はADHD/ASDと診断された5歳の子を育てている父親・あざらし先輩です。専門医への相談、田中ビネー知能検査、週3回の療育通所を経験してきた立場から、今回は「うまくいかなかった日をどう振り返っているか」を体験ベースでまとめます。

この記事でわかること

  • うまくいかなかった日をそのまま失敗で終わらせない考え方
  • 眠さ、予定の詰め込み、説明不足、親の余裕を振り返る視点
  • 全部ダメだったと決めつけない見方
  • 次の外出につなげるための考え方

うまくいかなかった日を、そのまま失敗で終わらせないようにしている

楽しい場所ではテンションが一気に上がることがある

うちでわりと崩れやすいのは、テーマパークのような楽しい場所です。

そういう場所では、子どものテンションが一気に上がることがあります。親の声がまったく聞こえていないわけではないのだと思いますが、ほかのことへの気持ちが強すぎて、こちらの言葉が入りにくい感じがあります。

実際、先に走って行ってしまって危ないと思ったこともあります。そういう日は、親としてもかなり疲れます。止めなきゃと思う気持ちが強くなって、自分もイライラしてしまうことがあります。

でも、あとから振り返ると、ただ「言うことを聞かなかった」で片づけないほうがいいなと思うようになりました。

眠さや疲れが重なると、いつもより切り替えにくくなりやすい

たとえば、「眠かったかも」「予定を詰めすぎたかも」「先に説明が足りなかったかも」「親の余裕がなかったかも」といったことです。

その日の子どもの様子を思い返してみると、単純にわがままだったというより、いろいろ重なっていたのかもしれないと思えることがあります。

うちでは、うまくいかなかった日のあとに「今日は何がしんどかったんだろう」と考えるようにしています。いちばん多いのは、やはり眠さや疲れです。眠そうな日は、普段なら聞ける話も入りにくいですし、切り替えも難しくなりやすいです。

そういう日に長く連れ回してしまうと、子どももしんどいし、親も余裕がなくなります。

予定を詰めすぎると、楽しい外出でも崩れやすくなることがある

予定の詰め込みすぎも、振り返ると出てきやすいです。

親としては、せっかく出かけるならあれもこれもしたくなることがあります。でも、子どもにとっては刺激が多すぎたり、楽しいことが続きすぎて切り替えが難しくなったりすることもあります。

説明が足りなかったかもしれないと振り返ることもある

先に説明が足りなかったかも、と思う日もあります。

行く場所や流れを話していたつもりでも、子どもの中では十分に入っていなかったかもしれません。何をするのか、どこで終わるのか、危ない場所ではどうするのか。そういうことを、もう少し短くわかりやすく伝えたほうがよかったかも、と思うことがあります。

我が家が外出後に振り返っていること

親の余裕がないと、声かけも強くなりやすい

かなり大きいのが親の余裕です。正直に書くと、自分がイライラしてしまった日は、子どもの様子だけではなく、親の側にも余裕がなかったことが多いです。

疲れていたり、急いでいたり、「ちゃんとしてほしい」という気持ちが強すぎたりすると、どうしても声かけが強くなりやすいです。すると、子どもも余計に入りにくくなったり、さらに興奮したりして、うまく回らなくなることがあります。

うちでは、そういう日のあとに「今日は親もイライラしちゃったね」と話すことがあります。「今日は眠かったね」「疲れてたのかも」と、子どものことだけではなく、親の状態も含めて振り返る感じです。そうすると、次に向けて考えやすくなります。

全部ダメだったと決めつけないようにしている

ただ、振り返るときに自分で気をつけているのは、「全部ダメだった」と決めつけないことです。

実際には、うまくいかなかったと感じた日でも、ちゃんと話を聞いてくれた場面があったり、手をつないでくれた時間があったりします。最初から最後まで全部が崩れていたわけではないことも多いです。

だから我が家では、うまくいかなかった日のあとでも、「どこが大変だったか」と一緒に、「どこはできていたか」も少し見るようにしています。たとえば、最初は手をつないで歩けていたとか、一度は立ち止まって話を聞いてくれたとか、それだけでも次につながるヒントになります。

うまくいかなかった日も、次の外出につながる材料にしていく

前回の記事で書いたように、夫婦で共有しているルールや声かけは大事です。でも、それでも崩れる日はあります。

そういう日に必要なのは、完璧にできなかったことを責めることより、「何が重なっていたのか」「次はどこを少し変えられるか」を見ることなのかもしれません。

外出は毎回同じではありません。子どもの機嫌も違えば、親の余裕も違います。だからこそ、うまくいかなかった日をそのまま失敗で終わらせずに、次の外出の材料にしていく。我が家では、その振り返りが少しずつ大事になってきました。

よくある疑問

うまくいかなかった日は毎回振り返ったほうがいいの?

毎回きちんと振り返らないといけないということではないと思います。疲れている日は振り返る余裕もないことがあります。それでも、何となく「今日は何がしんどかったのかな」と少し考えるだけでも、次につながることがあります。

振り返っても同じことが繰り返されるときはどうしたらいい?

同じパターンが繰り返されることはあります。わが家でも、眠いときや予定が多いときに崩れやすいとわかっていても、防ぎきれないことがありました。そういうときは、完全に防ごうとするより、「この条件が重なるとしんどくなりやすい」と知っておくだけでも、少し気持ちが楽になることがあります。

パートナーと振り返りの温度差があるときはどうする?

どちらかが強く気にする、どちらかが流せる、ということはあると思います。わが家でも、同じ出来事でも感じ方が違うことがありました。完全にそろえようとするより、「今日こういうことがあった」と話すだけでも共有になります。深く話し合わなくても、お互いの状態を知っておくだけで次に活きることがあると感じています。

まとめ

うまくいかなかった日は、そのまま「失敗だった」で終わらせないことが大事だと感じています。

眠さや疲れ、予定の詰め込み、説明不足、親の余裕。何が重なっていたのかを少し見るだけで、次の外出に活かせることがあります。全部ダメだったと決めつけず、できていた場面も一緒に見ていく。そのくり返しが、少しずつ親子ともに楽になる道だと思っています。

これからも、全部をうまくやるのは難しいと思います。それでも、うまくいかなかった日ほど、子どものことも親のことも少し立ち止まって見直していきたいと思っています。

この記事を書いた人
あざらし先輩

30代後半・会社員パパ。ADHD/ASD特性を持つ5歳の子と奮闘中。専門医への相談・知能検査・週3の療育通所など、診断から支援まで経験してきた「ちょっと先を歩く先輩」として、同じ悩みを持つ親にリアルな情報を届けます。

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