ADHD/ASDの子どもと外食するときに意識していること【父親の体験談】

日常の工夫・接し方

子どもと外食するときは、今でも少し気をつかいます。

特に小さいころは、じっとしているのがかなり苦手で、2歳ごろは「もう外食は無理かもしれない」と思ったこともありました。座って待つことが難しくて、食べる前に飽きてしまったり、立ち歩きそうになったりすることもありました。

正直、当時は外食そのもののハードルがかなり高かったです。

ただ、今はもうちゃんと座って食べられることも増えてきました。じっとするのは今でも得意ではなさそうですが、それでも少しずつできることは増えてきたなと感じています。

私はADHD/ASDと診断された5歳の子を育てている父親・あざらし先輩です。専門医への相談、田中ビネー知能検査、週3回の療育通所を経験してきた立場から、今回は外食で意識していることを体験ベースで書いてみます。

前回の記事では、外出してうまくいかなかった日の振り返り方について書きました。今回はその流れで、外食という場面での工夫をまとめます。

あわせて、夫婦で共有していることや、外出前の準備と声かけも、外食前の動き方とかなりつながっていると感じています。

この記事でわかること

  • 外食でうまくいきやすい条件
  • 我が家が店選びや時間帯で気をつけていること
  • 小さいころに外食が大変だったときの話
  • 今は少しずつできることが増えてきた実感

外食は「食べること」より前の時間が意外と大事だった

2歳ごろは、食べる前の待ち時間がとにかく大変でした。

まだ料理が来ていないのに飽きてしまって、座っていられなかったり、立ち歩きそうになったりすることがありました。こちらとしては「もう少し待ってほしい」と思うのですが、子どもからすると、その少しがかなり長く感じるのだと思います。

だから外食では、食べる時間そのものより、食べる前にどれだけ待つかのほうが大事だと感じるようになりました。

今でも意識しているのは、入店してからできるだけ早く食べられることです。長時間待つ店だと、それだけでかなり難しくなりやすいです。

我が家が外食で意識していること

空いている時間を選んで、待つ時間をできるだけなくす

いちばん意識しているのは、ピークタイムをずらすことです。

お昼どきや夕食どきの混む時間に行くと、入店前にも待つことがありますし、入ってから料理が来るまでにも時間がかかりやすいです。そうなると、子どもにとってもしんどいですし、親のほうもかなり気を張ります。

なので我が家では、できるだけ空いている時間を選ぶようにしています。待つ時間が短いだけで、外食のしやすさはかなり変わると感じます。

食べ慣れたものがあって、すぐ食べられる店を選ぶ

店選びで大事だと感じるのは、食べ慣れたものがあることです。

うどんやラーメンのように、比較的早く出てきやすくて、本人も食べやすいものがあるとかなり助かります。逆に、何を食べるか迷う時間が長くなったり、料理が来るまでに時間がかかったりすると、そのぶん崩れやすくなります。

だから外食では、まず「何がおいしそうか」よりも、「安心して食べられるか」「早く食べ始められるか」を優先することが多いです。

静かすぎない店のほうが、親も子どもも入りやすい

これは人によると思いますが、我が家では静かすぎない店のほうが入りやすいと感じています。

店内がとても静かだと、少し動いただけでも親のほうが気になってしまいますし、「ちゃんとしなきゃ」という気持ちが強くなりやすいです。その点、ある程度まわりにも人がいて、少しにぎやかな店のほうが、親としては気持ちがラクなことがあります。

大人も子どもも安心して食べられる、という意味では、我が家にはそういうお店のほうが合っていました。

うまくいかなかった日のことも、今では少し見方が変わった

外食でうまくいかなかった日は、以前は「やっぱり無理だったか」と思いやすかったです。

でも今振り返ると、全部がダメだったわけではなかったと思います。途中で飽きそうになっても最初は座れていたとか、短い時間なら食べられていたとか、前より少しだけ落ち着いていたとか。そういう小さな変化も、今ではちゃんと見たいと思うようになりました。

実際、今はもう以前よりちゃんと座って食べられるようになっています。じっとしているのはまだ苦手そうですが、それでも確実に前よりはできることが増えています。

だから外食でも、完璧を目指すというより、そのときの子どもに合う条件をなるべく整えることのほうが大事なのかなと思っています。空いている時間を選ぶこと、待たせすぎないこと、食べ慣れたものを選ぶこと、静かすぎない店を選ぶこと。そういう小さな工夫の積み重ねで、少しずつ外食しやすくなってきた実感があります。

よくある疑問

外食が大変なら、しばらく行かないほうがいいの?

無理に行く必要はないと思います。実際、うちも小さいころは「これはまだ難しいな」と感じることがありました。ただ、完全にあきらめるというより、行く時間や店の選び方を変えるだけで少しラクになることもありました。

外食では何をいちばん優先するといい?

我が家では、待つ時間を減らすことがかなり大きかったです。入店してすぐ食べられるかどうかで、外食のしやすさはかなり変わると感じています。

静かな店のほうが落ち着いて食べられる?

子どもによると思いますが、我が家では静かすぎない店のほうが入りやすかったです。少しにぎやかなほうが、親の緊張も強くなりすぎず、結果として落ち着きやすいことがありました。

まとめ

ADHD/ASDの子どもと外食するときは、食べることそのものより、待つ時間や店の環境のほうが大事だと感じることがあります。

2歳ごろは座っていられず、「外食は無理かもしれない」と思ったこともありました。でも今は、少しずつちゃんと座って食べられるようになってきました。

我が家では、空いている時間を選ぶこと、待つ時間をできるだけなくすこと、食べ慣れたものがある店を選ぶこと、静かすぎない店を選ぶことを意識しています。

外食が毎回うまくいくわけではありません。それでも、その子に合う条件を少しずつ見つけていくことで、前よりラクになることはあると感じています。

この記事を書いた人
あざらし先輩

30代後半・会社員パパ。ADHD/ASD特性を持つ5歳の子と奮闘中。専門医への相談・知能検査・週3の療育通所など、診断から支援まで経験してきた「ちょっと先を歩く先輩」として、同じ悩みを持つ親にリアルな情報を届けます。

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