外で急に走り出しそうなとき、父親が意識していること【体験談】

日常の工夫・接し方

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子どもが外で急に走り出しそうになるとき、ヒヤッとしたことはありませんか。

道路、公園、商業施設、お出かけ先全般。親としては楽しく過ごしてほしい気持ちもありますが、その一方で「今そっちに行くの?」「そこで急に走るの?」と、危なさを感じる場面もあると思います。

わが家でも、外での行動にはかなり気を使ってきました。1本目の記事でも少し書きましたが、1歳半ごろから外で手をつなぎたがらなかったり、興味のあるものにすぐ走ったりすることがありました。また6本目の記事では、テンションが上がりすぎたときの対応について書きました。今回はその流れもふまえて、外で急に走り出しそうなときに、父親として何を意識するようになったのかを体験ベースでまとめます。

私はADHD/ASDと診断された5歳の子を育てている父親・あざらし先輩です。専門医への相談、田中ビネー知能検査、週3の療育通所を経験してきた立場から、外出時の困りごとと向き合ってきた中で感じたことを書いていきます。

この記事でわかること
・外で走り出しそうになる場面で困りやすかったこと
・興味のあるものに一直線になるときに意識したこと
・事前に伝えていた約束や流れ
・うまくいかなかった対応
・危ない場所で親として優先していたこと

外で急に走り出しそうな場面で困ることがあった

道路や商業施設では、とにかく危ないと感じた

外でいちばん困るのは、やはり危ないことです。

道路では車がありますし、商業施設でも人の流れがあります。公園なら少し気持ちが楽な場面もありますが、それでも急に走り出したり、目の前のものに一直線になったりすると、親としてはかなり神経を使います。

わが家でも、「今そっちに行くの?」とヒヤッとすることは何度もありました。楽しい気持ちが強いときほど、周りが見えにくくなるように感じることもありました。

興味のあるものに一直線になることが多かった

外では、興味のあるものを見つけると一気に意識がそちらへ向いてしまうことがありました。

親から見ると急に走り出したように見えても、本人の中では「気になるものにまっすぐ向かっている」感覚なのかもしれません。

そう思うようになってからは、ただ「なんで急に走るの」と見るのではなく、「何に意識が向きやすいのか」を見ようとするようになりました。

なお、発達特性を持つ子どもの行動の背景については、国立障害者リハビリテーションセンターの発達障害情報・支援センターにも参考になる情報があります。

手を振りほどく、声かけが届かない、止まれないことがあった

困ったのは、走ることそのものだけではありませんでした。

手をつないでいても振りほどこうとすることがある。声をかけても入りにくい。止まってほしい場面で止まりにくい。そういうことが重なると、親のほうもかなり焦ります。

特に外では、家の中と違って安全面の心配が大きいので、「どうしたら危ない前に止められるか」をずっと考えていた気がします。

少しマシだった対応

外出前に約束を短く伝えるようにした

少しでもマシだったのは、外出前に短く約束を伝えることでした。

たとえば、「道路では手をつなぐよ」「急に走らないよ」「ママやパパの近くにいるよ」といったことです。

もちろん、伝えたから毎回守れるわけではありません。それでも、何も言わずに出るよりは、少しでも意識に残る感じはありました。

長い説明をしても入りにくいことが多かったので、できるだけ短く、今大事なことだけを伝えるようにしていました。

次の予定を先に伝えて、流れをわかりやすくしようとした

もう一つ意識していたのは、次の予定を事前に伝えることでした。

「このあと公園に行くよ」「そのあと買い物して帰るよ」のように、今後の流れを少しでもわかるようにすることです。

正直、これも毎回うまくいくわけではありませんでした。ただ、何も見通しがないまま動くよりは、流れがわかっていたほうが入りやすい場面はあったと思います。

今思うと、外出先での行動そのものだけでなく、その前の見通しづくりも大事だったのかもしれません。

危ない場所では最初から手をつなぐようにした

危ない場所では、「必要になったら手をつなぐ」ではなく、最初から手をつなぐことを意識していました。

道路、駐車場、人が多い場所などは、親の判断で先に安全を優先するようにしていました。

その場で「手をつないで」と言っても、すでに意識が別のものに向いていると入りにくいことがあります。だからこそ、危ない場所では先手を打つことの大事さを感じていました。

それでも難しかったこと

伝えていても聞いてもらえないことはあった

外出前に約束を伝えても、次の流れを話しても、それでも聞いてもらえないことはありました。

うまくいく日もあれば、そうでない日もある。子どものそのときの気持ちや状態による部分も大きかったと思います。

だからこそ、「これをやれば大丈夫」というより、少しでもマシな関わり方を積み重ねる感覚に近かったです。

楽しいことだけ伝えると、逆にテンションが上がりすぎることもあった

うまくいかなかった対応の一つは、楽しいことだけを強く伝えてしまうことでした。

楽しい予定を前面に出しすぎると、子どものテンションがさらに上がってしまうことがありました。今思うと、「楽しいよ」だけで上げすぎるのではなく、安全面や約束もあわせて短く伝えるバランスが必要だったのだと思います。

前兆を感じても止めきれないことがあった

声が入りにくくなったり、手を振りほどこうとしたり、何かに一直線になりそうな感じが見えても、それを完全に止められるわけではありませんでした。

それでも、まったく気づかずにいるよりは、「今ちょっと危ないかも」と思えるだけでも違ったのかもしれません。

危ない場面で優先したこと

外での対応でいちばん大事にしていたのは、危ないときはまず止めることでした。道路や駐車場、人が多い場所では、理由を丁寧に説明する前に、まず安全を確保する必要があります。あとから気持ちを整えることはできても、危ない瞬間はやり直せません。そこは割り切って考えるようにしていました。

また、危ない場所に行く前に「今日は道路があるから気をつけようね」「ここは手をつなぐよ」と一言入れておくことも意識していました。大きな効果を期待するというより、危ない前に少しでも入りやすくする工夫だったと思います。

よくある疑問

外ではずっと手をつないだほうがいいの?

危ない場所では、そのほうが安心なことが多いと思います。わが家でも、道路や駐車場、人が多い場所では最初から手をつなぐことを意識していました。すべての場面で完璧にできるわけではありませんが、危ない場所では先に安全を優先するほうがよかったです。

約束を伝えても守れないときは意味がない?

意味がないとは思いません。わが家でも、伝えても守れないことはありました。ただ、何も言わないよりは少し入りやすいこともありましたし、親の側も「今日はこれを意識しよう」と整理しやすくなりました。すぐ結果が出なくても、繰り返し伝えることには意味があると感じています。

外出そのものがしんどくなるときはどうしたらいい?

そう感じるのは自然だと思います。私も何度もありました。外では危ないことが増えるので、親の緊張も大きくなります。だからこそ、全部を完璧にしようとしすぎず、危ない場所では先に安全を確保する、事前に約束を伝えるなど、できることを絞って考えるほうが少し楽になることもあると思います。

我が家では、基本は声かけと手つなぎで対応していますが、人が多い場所や道路沿いでは手首用の迷子防止ハーネスがあると少し安心です。

手をつないでいても振りほどかれそうになる場面で、もう一つの安全策として持っておくと気持ちに余裕ができます。

まとめ

外で急に走り出しそうなとき、わが家でいちばん困ったのは、とにかく危ないことでした。

興味のあるものに一直線になる、手を振りほどく、声かけが届かない、止まれない。そういうことが外では一気に危なさにつながります。

少しマシだったのは、外出前に短く約束を伝えること、次の予定を先に伝えること、危ない場所では最初から手をつなぐことでした。

それでも、毎回うまくいくわけではありません。だからこそ今は、「完璧に防ぐ」より、「少しでも危ない前に動く」「危ないときはまず止める」ということを意識しています。

次の記事では、外出前に親としてどんな準備や声かけをしているのかを、体験ベースでまとめます。

この記事を書いた人
あざらし先輩

30代後半・会社員パパ。ADHD/ASD特性を持つ5歳の子と奮闘中。専門医への相談・知能検査・週3の療育通所など、診断から支援まで経験してきた「ちょっと先を歩く先輩」として、同じ悩みを持つ親にリアルな情報を届けます。

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