診断名をもらったとき、父親はどう感じたか【ADHD/ASD・正直な話】

診断後に寄り添いながら穏やかに話す親あざらしと奥さまあざらし 診断・相談・療育

「ADHD/ASD」という診断名を、専門医から告げられたとき——

正直なところ、私が最初に感じたのはショックではなく、ホッとした気持ちでした。「そうか、そういうことか」という納得感。そして、これからやるべきことが見えた気がした感覚。

診断名をもらうことを怖く感じる方もいると思います。私自身もそういう気持ちが全くなかったとは言えません。でも振り返ると、診断前の方がずっと苦しかったと今は感じています。

この記事では、診断名をもらったときの正直な気持ちと、その後どう変わったかを書いています。

私について

ADHD/ASDと診断された5歳の子どもを育てている父親です。専門医への相談、田中ビネー知能検査、週3回の民間療育への通所など、いろいろな経験をしてきました。このブログでは、専門家としてではなく、実際に迷いながら進んできた父親として書いています。

この記事でわかること

  • 診断名をもらったときの正直な気持ち
  • 診断前と診断後で何が変わったか
  • 今、診断を受けて良かったと思う理由

診断前の方が、ずっと苦しかった

子どもの様子が気になり始めてから、診断が出るまでの間——この時期が、振り返ると一番しんどかったと思います。

「なんでこんな行動をするんだろう」「自分の育て方が悪いのかな」「他の子と違うのはなぜ?」——答えが見えないまま、毎日の困りごとと向き合い続けていました。原因が分からないことへの不安は、思っていた以上に重かったと感じています。

相談の流れや受診に至るまでの経緯については、こちらの記事にまとめています。

子どもの発達が気になったらどうする?最初の相談先と父親の体験談

診断名をもらったとき——最初に感じたのはホッとした気持ち

専門医から「ADHD/ASDの特性があります」と告げられたとき、私の中に最初に来たのはホッとした感覚でした。

「そうか、そういうことか」——ずっと「なぜ?」と思ってきたことへの答えが、ようやく見えた気がしました。この子の行動には理由があった。育て方の問題でも、この子が悪いわけでもなかった。そういう納得感が、じわっと広がっていきました。

と同時に、これから何をすべきかが見えた気がしたのも、診断名をもらったときの正直な感覚です。「診断名」という言葉は怖く聞こえることもありますが、私にとっては「次に進むための地図をもらった」に近い感覚でした。

奥さんと気持ちを共有できたことが大きかった

診断を受けたとき、妻と一緒に話を聞いていました。同じ言葉を同じ場で受け取ることができて、気持ちを共有できたのがとても大きかったと感じています。

診断前は「うちの子、もしかして……」という不安を、二人で抱えながら、でも完全には言語化できていなかった部分がありました。診断名が出たことで、「私たちが感じていたことは、こういうことだったんだね」と夫婦で確認し合えた気がします。

父親として、母親として、それぞれ感じ方は違ったと思います。でも同じ場で同じ言葉を受け取れたことで、その後の方向性を一緒に考えやすくなりました。

診断後に変わったこと

診断名をもらってから、いくつかのことが変わりました。

子どもへの見え方が変わった——「なんでこういう行動をするんだろう」という疑問が、「この特性からくる行動なんだ」という理解に変わりました。同じ行動でも、見え方が変わると対応も変わってきます。

療育や支援に積極的になれた——「診断名があるなら、使える支援を全部使おう」という気持ちになれました。受給者証の申請、療育への通所、専門家との連携——診断前は漠然と不安だったことが、診断後は「やるべきこと」として動き出せました。

診断前の方が苦しかったと気づいた——これが一番大きな変化かもしれません。診断名をもらうことへの怖さより、原因が分からないままでいることの方がずっとしんどかったと、後から気づきました。

手をつないで前向きに歩く親あざらしと子どもあざらし

今、診断を受けて良かったと思っている

今の私は、診断を受けて良かったと思っています。

診断名は、この子を「障害者」として定義するものではないと思っています。この子の脳の働き方を説明する「言葉」であり、適切な支援につながるための「鍵」だと感じています。

もちろん、診断名をもらうことで複雑な気持ちになる方もいると思います。それは当然だと思いますし、どう受け取るかは人それぞれです。ただ、私の体験としては——知らないままでいるより、知った方が前に進めたというのが、正直なところです。

発達特性と「個性」「障害」という言葉についての私なりの考えは、こちらの記事にも書いています。

発達特性は「個性」なのか「障害」なのか——父親として今思うこと

よくある質問

診断を受けることを迷っています

迷う気持ちはよく分かります。ただ、私の体験では「診断前の方が苦しかった」というのが正直なところです。診断名は、使える支援につながるための鍵になります。まずは相談だけでもしてみることをおすすめします。

診断名を子どもに伝えるべきですか?

我が家ではまだ本人への告知はしていません。年齢や理解度に合わせて、タイミングを考えながら、という段階です。専門家に相談しながら進めていくのが良いと思っています。

受診の流れについて知りたいです

発達が気になったときの相談先から受診までの流れについては、こちらの記事を参考にどうぞ。

発達相談から療育につながるまでの流れ【父親の体験談】

まとめ

診断名をもらったとき、私が最初に感じたのはホッとした気持ちでした。原因が分かった安堵感、奥さんと気持ちを共有できたこと、次に進むべきことが見えた感覚——それが正直なところです。

診断前の方がずっと苦しかったと、今は思っています。知らないままでいるより、知った方が前に進めた。それが私の体験から言えることです。同じように悩んでいる方の、少しでもヒントになればうれしいです。

この記事を書いた人
あざらし先輩

30代後半・会社員パパ。ADHD/ASD特性を持つ5歳の子と奮闘中。専門医への相談・知能検査・週3の療育通所など、診断から支援まで経験してきた「ちょっと先を歩く先輩」として、同じ悩みを持つ親にリアルな情報を届けます。

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