専門医の予約から診断まで——どのくらい時間がかかった?【父親の体験談】

カレンダーを見ながら困り顔で考える親あざらし 診断・相談・療育

「専門医に診てもらいたい。でも、どこに行けばいいんだろう」

発達について相談を始めてから、専門医への受診を考えるようになりました。でも最初の壁は「どこに予約すればいいのか分からない」ことでした。そしてようやく見つけた病院の予約は、まさに争奪戦でした。

この記事では、専門医の予約から診断名が出るまでの実際の流れと、かかった時間を正直に書いています。これから受診を考えている方の参考になれば。

私について

ADHD/ASDと診断された5歳の子どもを育てている父親です。専門医への相談、田中ビネー知能検査、週3回の民間療育への通所など、いろいろな経験をしてきました。このブログでは、専門家としてではなく、実際に迷いながら進んできた父親として書いています。

この記事でわかること

  • 専門医の予約から初診までにかかった時間
  • 初診から診断名が出るまでの流れ
  • 子どもの発達診断の「診断可能レベル」という表現について

最初の壁:どこに診てもらえばいいか分からない

発達について専門医に診てもらおうと思ったとき、最初に困ったのが「どこに行けばいいのか」という問題でした。

小児科?児童精神科?発達外来?——調べてみると様々な名称の診療科があり、どこが自分の子どもに合っているのかが分かりませんでした。

我が家の場合は、区の相談窓口で「発達の診断ができるクリニック」を紹介してもらったことで、受診先の見当がつきました。相談窓口を活用することで、受診先探しの手がかりが得られることがあります。相談の流れについてはこちらも参考にどうぞ。

子どもの発達が気になったらどうする?最初の相談先と父親の体験談

予約の争奪戦——3ヶ月かけてようやく予約が取れた

受診先が決まってからも、次の壁がありました。予約がなかなか取れないのです。

発達の診断ができる専門医は数が少なく、予約が埋まっていることがほとんどです。我が家の場合、予約の電話をかけてから約3ヶ月、ようやく予約が取れました。まさに争奪戦という感覚でした。

「早く診てもらいたい」という焦りがある中で、この待機期間は正直しんどかったです。ただ、この期間も無駄ではなく、区の相談窓口や療育との並行した動きを進めていたことで、受診後の流れがスムーズになりました。

予約が取れてから初診を受けるまでさらに1〜2ヶ月かかり、最初に連絡してから初診まで、トータルで4〜5ヶ月ほどかかった計算になります。

初診から診断名が出るまで——3回の診察

初診を受けてから、診断名が出るまでに3回の診察がありました。

1回の診察で即座に診断が出るわけではなく、複数回の診察を通じて子どもの様子を観察し、親へのアンケートや問診を重ねていく形でした。

子どもの発達診断は「親のアンケート」が重要

診断のプロセスで印象に残っているのが、親へのアンケートが診断の大きな材料になるという点です。

子どもの発達診断では、専門医が直接子どもを観察するだけでなく、日常の様子を一番知っている親からの情報が重要な判断材料になります。「家でどんな行動をするか」「どんな場面で困るか」を細かく聞かれるアンケートに答え、その回答を数値化して診断の根拠のひとつにしていく、という流れでした。

「診断可能レベル」という表現について

子どもの発達診断では、「ADHD/ASDです」と断言するのではなく、「診断可能レベルの特性があります」という表現が使われることがあります。我が家でもこのような伝え方でした。

これは診断を曖昧にしているわけではなく、発達の診断は様々な情報を総合して行われるものであり、特に子どもの場合は成長とともに変化することも考慮した表現だと理解しています。「診断名がはっきりしない」と不安に感じる方もいるかもしれませんが、支援や療育につながるための情報としては十分機能します。

診察室で専門医らしいキャラクターと静かに話す親あざらし

診断や受診の流れを考える一方で、就学前に家でできる準備も気になってきました。
我が家が家庭学習について調べたことは、こちらに書いています。
ADHD/ASDの子どもの就学準備——家庭学習、何から始める?

今の考え方——早めに動き出すことが大切

専門医の受診で一番伝えたいことは、早めに動き出すことです。

予約から初診まで数ヶ月かかるのは珍しくありません。「もう少し様子を見てから」と思っているうちに、どんどん時間が経ってしまいます。気になったタイミングで相談を始め、並行して専門医の予約を入れておくのが、結果的に一番スムーズだと感じています。

診断名をもらったときの気持ちについては、こちらの記事にも書いています。

診断名をもらったとき、父親はどう感じたか【ADHD/ASD・正直な話】

よくある質問

専門医はどこで探せばいいですか?

区市町村の発達相談窓口や、かかりつけの小児科に紹介してもらうのが確実です。「発達外来」「児童精神科」「小児神経科」などのキーワードで地域の医療機関を調べるのも一つの方法です。

予約が取れない場合どうすればいいですか?

複数の医療機関に同時に問い合わせるのも有効です。また、キャンセル待ちを受け付けている場合もあるので、確認してみてください。待機期間中も区の相談窓口や療育との並行した動きを進めておくと、時間を有効に使えます。

診断名が出なくても療育は受けられますか?

受給者証の取得や療育への通所は、確定診断がなくても「発達に支援が必要」と判断されれば可能な場合があります。診断を待たずに相談窓口に動いておくことをおすすめします。

まとめ

専門医の予約から初診まで約4〜5ヶ月、初診から診断名が出るまで3回の診察——これが我が家のリアルなタイムラインでした。どこに行けばいいか分からないところからのスタートで、予約も簡単には取れませんでした。

それでも早めに動き出したことで、療育や支援につながるスピードは変わったと感じています。「気になったときが動き時」——これが、一番伝えたいことです。同じように悩んでいる方の、少しでもヒントになればうれしいです。

この記事を書いた人
あざらし先輩

30代後半・会社員パパ。ADHD/ASD特性を持つ5歳の子と奮闘中。専門医への相談・知能検査・週3の療育通所など、診断から支援まで経験してきた「ちょっと先を歩く先輩」として、同じ悩みを持つ親にリアルな情報を届けます。

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