ADHD/ASDの子どもと外出するとき、夫婦で共有していること【体験談】

日常の工夫・接し方

前回は、子どもと外出するときに家を出る前にどんな準備や声かけをしているかを書きました。

まだ読んでいない方は、先にADHD/ASDの子どもと外出するとき、父親がしている準備と声かけ【体験談】を読むと、今回の記事もつながりがわかりやすいと思います。

今回はその続きとして、外出そのものより少し手前の話を書きたいと思います。

それは、子どもと外出するときに、夫婦でどんなことを共有しているかです。

うちの子は、興味のあるものを見つけると一気にそちらへ向かいやすいですし、楽しい場所ではテンションが上がりやすいです。

なので、外出先で何が起きるかだけを見るよりも、親同士である程度同じ方向を向いておくことが大事だと感じています。

正直、これで全部うまくいくわけではありません。

その日の機嫌や眠さでもかなり変わりますし、親の声かけだけでどうにかなることばかりでもないです。

それでも、夫婦で事前にある程度そろえておくと、外出中の動きやすさはかなり違うと感じています。

外出するとき、夫婦で共有しておいてよかったこと

危ない場所では最初から手をつなぐ

我が家でまず共有しているのは、危ない場所では最初から手をつなぐことです。

道路や駐車場、商業施設の出入口の近くは、興味のあるものに引っ張られて急に動くことがあるので、危なくなってから止めるより、最初から手をつないでおくほうがいいと思っています。

これは夫婦でかなり意識していることです。

大型ショッピングモールではキャラクターカートを使うこともある

もう一つ、よくやっているのは、大型ショッピングモールならキャラクターカートに乗せることです。

歩きたい気持ちが強い日もあるので毎回ではないですが、テンションが上がりやすい場所では、最初から少し安全寄りの形を選んでおくとラクなことがあります。

外出前に流れを伝えて、何に興味があるかを聞いてみる

外出前に流れを伝えることも、夫婦で意識していることの一つです。

たとえば、「今日はモールに行って、少し見てから帰るよ」と見通しを伝えたり、「今日は何が気になってる?」と先に子どもに聞いてみたりしています。

何に興味があるのかを先に聞いておくと、こちらも少し構えやすくなりますし、子どもも自分の気持ちをわかってもらえた感じがあるのか、少し落ち着くことがあります。

妻が見通しを伝えて、夫が途中で思い出させる

うまく連携できたと感じるのは、妻が先に見通しを伝えて、自分が要所要所で同じ話をもう一度確認するときです。

たとえば妻が先に流れを説明してくれていて、自分は途中で「あれ?お母さんから聞いた?」と声をかけます。

こうすると、子どもの中で一回で流れてしまった話を少し思い出しやすくなる感じがあります。

父親の自分がゼロから全部言うより、妻が先に伝えたことを途中でつなぎ直すほうが、うちでは通りやすいことがあります。

眠そうなときは早めに切り上げる

外出中に共有していることとしては、眠そうなときは早めに切り上げる、というのもかなり大きいです。

子どもが眠そうだったり疲れていたりすると、普段より切り替えもしづらいですし、声も入りにくくなります。

そういうときに無理に続けると、親もしんどくなりやすいです。

なので「眠そうだから、早めに切り上げてあげよう」と夫婦で同じ判断を持っておくと、変に引っ張りすぎずに済むことがあります。

楽しい場面でテンションが上がりすぎたときの対応については、テンションが上がりすぎたとき、父親が意識した対応【体験談】でも書いています。あわせて読むと、外出前の準備、夫婦の連携、現場での対応まで流れで見やすいと思います。

うまくいかなかった日から感じた、夫婦の空気の大切さ

親同士がギクシャクしていると連携しづらい

逆に、うまくいかなかった日のこともあります。

これはかなり正直な話ですが、親同士が喧嘩していたり、どちらかの機嫌が悪かったり、なんとなくギクシャクしていたりすると、連携はかなりしづらいです。

子どもへの対応そのものより、まず親同士の空気がそろっていないので、小さなことでもズレやすくなります。

片方は強めに止めようとして、もう片方は落ち着かせようとして、結果的に子どもも混乱しやすい、ということもありました。

そういう日は、親の声かけも雑になりやすいですし、子どもも落ち着きづらい気がします。

2人いる強みは、仲よく同じ方向を向けたときに出やすい

今振り返ると、まずは妻アザラシと仲よく、少なくともギクシャクしすぎていない状態でいることが、かなり大事だったと思います。

きれいごとではなく、本当にそこが土台だと感じています。

2人いれば連携プレーができます。

妻が先に見通しを伝えて、自分が途中で思い出させることもできますし、片方が手をつないでいる間に、もう片方が周りを見たり、次の流れを考えたりもできます。

逆に、2人いても空気が悪いと、その強みをうまく使えません。

だからこそ、外出のルールを共有することも大事ですが、その前に親同士の空気を整えることも同じくらい大事だと思っています。

手を離して走り出しそうになったら、まず目を見て話す

外出中に手を離して走り出しそうになったときは、一度目を見て、「話聞いてる?」とちゃんと話すことも意識しています。

怒るというより、まずは目を見て、こちらの声が入る状態をつくる感じです。

もちろん、それで毎回うまくいくわけではありません。

でも、夫婦で同じ方向を向いていると、少なくともその場でバラバラな対応になりにくいです。

外で急に走り出しそうになる場面については、外で急に走り出しそうなとき、父親が意識していること【体験談】にもまとめました。安全面をどう考えているかが近いテーマなので、こちらも相性がいいです。

我が家では、完璧を目指すというより、危ない場所では最初から手をつなぐこと、外出前に流れを伝えること、興味のあることを先に聞いてみること、疲れていそうなら早めに切り上げること。

そのあたりを夫婦で共有しておくだけでも、外出は少しラクになると感じています。

これからも、子どもの様子に合わせて変えていくと思います。

それでも、まず親同士で同じ方向を向いておくことは、これからも大事にしたいと思っています。

この記事を書いた人
あざらし先輩

30代後半・会社員パパ。ADHD/ASD特性を持つ5歳の子と奮闘中。専門医への相談・知能検査・週3の療育通所など、診断から支援まで経験してきた「ちょっと先を歩く先輩」として、同じ悩みを持つ親にリアルな情報を届けます。

あざらし先輩をフォローする
日常の工夫・接し方
あざらし先輩をフォローする

コメント

タイトルとURLをコピーしました